帰省お土産に「都電もなか」を買いに行く

「都電もなか」なるお菓子があるらしい

皆さん、あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくおねがいします。


さて、わたしは年末年始しばらく実家に帰省してました。
実家に帰るにあたって何か手土産になる物はないかな〜、っと東京の名産品を調べてみたところ、
どうやら北区に「都電もなか」という面白そうなお菓子があることを発見。
せっかくなので、走り納めも兼ねて愛車ブロンプトンで買いに行ってきました。

今日は都営三田線 蓮根駅からサイクリング開始だよ。

駅から程なくして、荒川サイクリングロード
通称「荒サイ」に到着です。わあ、すがすがしい。

雲ひとつない晴天! それに、年末の東京は人が全然いなくてびっくりだ。

思えば、今年はこのブロンプトンを手に入れて、色々な所へ行きました。
房総半島輪行、榎本牧場へのロングライド、入川渓谷で紅葉狩り・・・・そして、何と言っても
夏に東北の被災地を走った輪行旅は忘れられない想い出になりました。

 

あっという間のようだけど、思い返すと色々あった一年間だったね。


ついでに言うと、私の身辺では大きな変化もなく、
比較的落ち着いた穏やかな一年間だったように思います。
(仕事自体は忙しく、懸案事項も色々残ったままですけど・・・)

来年は、昨年以上に色々と新しい事にチャレンジする一年にしたいと思っています。

・・・その一環ということでもあるんですけど、この年末には新しいデジカメを買いました。
ずっと欲しかったオリンパスPENです。かなーり奮発しましたので来年はどしどし使って行きますよ!!
で、今回のレポートはPENを使っての初撮り。一眼むずかしいぞ。

だいたいオートおつ。


そんなことを言っているうちに、一度来てみたかった「旧岩淵水門」にとうちゃこです。
ちょっと立ち寄ってみます。

旧岩淵水門は水門マニア向けなデートスポット




岩淵(いわぶち)水門は荒川と隅田川の分岐点にある水門で、「新」「旧」の二つがあります。
「旧」のほうは大正13年竣工。水門としての役目は「新」のほうに譲りましたが、歴史的価値が認められ
東京都指定歴史的建造物として保存されています。

そんな旧岩淵水門を渡った先には何があるのか、
前々からちょっと気になっていたので行ってみましょう。

それにしても、さすが大正時代の建造物。濃ゆ〜い雰囲気だね。

ベンガラみたいな赤色が青空に映えて良い感じ。


歴史的建造物に落書きする王子のチンピラ○ね!!!!!
どっかのガード下でやれ!!

ガード下もやめてほしいケド・・・。


水門を渡った先は中之島という島で、公園になっていました。
そして、島の中心には金属で出来た謎のオブジェとチャイニーズな東屋が。

この、独特な雰囲気。おいらはここを北区の直島と呼びたいぜ。

そして、島の突端には二人掛けのベンチがありました。
奥には「新」岩淵水門が見えます。
というわけでここ、水門マニアのカップルにはたまらないデートスポットでしょう。

そんなカップルいるかよ!
と思ったけど、最近は土木女子っていうジャンルもあるし、なかなか需要あるかもしれないね。

あ、こっちのベンチは鳩のカップルが使用中。
おアツい所、失礼しました〜〜!

旧岩淵水門

自転車で・・・
JR・赤羽駅から約15分
※時間は目安で、所要時間には個人差があります。

輪行おすすめ度 ★★★★☆
非日常感を味わえるピクニック島

住所・営業日・駐輪場情報など
東京都北区志茂5丁目41


荒サイを下り、都電荒川線沿線へ

さて、新岩淵水門で隅田川を越え、荒サイを更に先へ進みます。


このあたりは至る所で堤防工事が行なわれていました。

日本経済再生」「緊急経済対策」「国土強靭化
ニュースの中では聞き慣れたコトバだけど、政策は着実に世の中に影響してきているんだね。
まあ、防災面が強化されて、かつ景気が良くなるなら歓迎だけど。


工事の影響で、道が結構分かりづらかったです。
荒サイを進む人は、直進して砂利道のほうへ進むのが正解?っぽいです。隅田川沿いなら右へ。


えーっと、ここでシマホに一旦立ち寄ってガラスマジックリン
ウエーブハンディーワイパーの替え
を購入。大掃除の残りをあとでやるので。

ど、どうでもいい報告・・・・・。


さて、シマホのすぐ隣にある高架の上を走っているのが、
日暮里・舎人(にっぽり・とねり)ライナーです。
その名の通り、日暮里と舎人間を結んでいる新交通システム。

舎人→とねり?? 読めねーよ、そんなキラキラネーム!

ちょっとちょっと。意外と歴史のある地名らしいよ・・・。


このあたりで荒サイを外れて、歩道橋で隅田川を渡り南下。
スロープだけど自転車は押して歩いて系の歩道橋ってどっちつかずで危ないので嫌い。


そんなわけで、いよいよ都電が見えました〜♪

都電の走る下町、荒川区
 

こちらが、都内に唯一残る路面電車、都電荒川線です。
こじんまりとしていてかわい〜ですね〜♪♪

路面電車なのに専用の線路を走ってるんだね?
これじゃあ普通の電車と同じなんじゃないの?

荒川線はもともと、専用の線路を走る区間が多かった路線ではあるらしいんだけど、
現在は事故防止のために、自動車と同じ道路を走る「併走区間」は更に減らされてしまったらしいです。
それでも一応、道路を走る区間は一部残っているから、あくまで路面電車。たぶん・・・。

ふーん、よくわかんねーや!


下町の中を走る都電、良いですね。

オリンピックに向けた再開発で街がかっこよくなるのもいいけど、
こういう昔ながらの風景も大切にしたいねぇ。

お・も・て・な・し
おもてなし


目標にしていた荒川区役所前駅にとうちゃこ。
この近くのとあるお店にちょっと立ち寄ります。

下町の工場で都電グッズを作る「徳栄商事」さんへ

少し足を伸ばしてやってきたのは、
荒川区役所前駅からほど近い所にある徳栄商事さん。

普通の家みたいな感じなのでちょっと分かりづらいですが、
都電や都バスのオリジナルグッズを作っていることでその筋には有名なお店らしいです(笑)。
せっかく都電沿線に来たなら寄って見ようと思って訪れましたが、
年の瀬でも営業してて良かった!

そんなさえちゃんも、今では立派なその筋だよ。


こんにちは〜、って、わああ!
なんか(予想通りに)マニアックなグッズがたくさんある・・・・!!

「都バスの置物」っていう商品名がすごい・・・!
それに、よくみるとひとつひとつの形が少しずつ違うんだけど。

接客して下さった奥様いわく、「その都バスの置き物はね、三菱、日野、いすゞ、日デと
色々あるんですよ。私はよく分かりませんけど(笑)」とのことで噂通りのマニアックさです。
日野オートプラザでの知識がついに役立つ時が来た・・・・のかな?

これらのグッズを企画されているご主人さんは本日イベントのため不在でしたが、
とはいえ奥様もなかなかお詳しく、また気さくに色々教えて下さって、楽しい時間を過ごせました。
まだまだ私もその筋なんておそれ多くて名乗れないですね!!

名乗れるようにならなくてもいいから!

そんなわけで、私が購入したのはこちら。
都電のペーパーウエイト(1050円)です。
全長10センチほどですが、アンチモニー(金属)製でずっしりとしています。
荒川区内の職人さんにより鋳造・塗装されたものだそうで、そういうところはさすが下町って感じです。
こちらの都電ペーパーウエイトも色々な種類がありましたが、丸っこくてかわいいレトロなタイプを選んでみました。

形といい、重さといい、まさに文鎮っぽいから使いやすそう(笑)!
いいものゲットできたね〜〜。

徳栄商事

自転車で・・・
都電荒川線・荒川区役所前駅から約5分
※時間は目安で、所要時間には個人差があります。

輪行おすすめ度 ★★★
東京下町のマニアックなおみやげに

住所・営業日・駐輪場情報など
東京都荒川区荒川1丁目58−6 ‎
http://www.tokueinet.co.jp/



いよいよ「都電もなか」本舗へ!

色々と寄り道してしまいましたが、ここからいよいよ
本来の目的である「都電もなか」本舗へと向かいます。
上の写真は途中で通りがかった消防署にあったミニ消防車。

「うーかんジュニポ号」・・・・!?
うーうーカンカン、ジュニア向けの、ポンプ車といったところかな・・・・

名前はともかくとして・・・
消防署の人が作る看板とかオブジェとかって、総じて出来がすごく良いですよね。
このミニ消防車も、実際に使えるんじゃないか?と思うような精巧さてすが、
たぶん手作りですよ。ほんとすごいです。


梶原駅に到着。「都電もなか」のお店はここからすぐの所にあります。


こちらが 都電もなか本舗「菓匠 明美」さんです。
お店の前では出来たてのお餅を売っており、餅米を蒸す匂いがいかにも年の瀬といった感じ。

・・・といいつつ、ちゃっかり都電もなかだけを買ってくるさえちゃんである。

お餅はネ、実家でも食べれるし。


で、こちらが件の「都電もなか」(160円/両)です。
都電が描かれたパッケージ (古い車両から最新型まで色々!!) の中に、都電の形を模した最中が入ってます。

おおおお、かわいい!!

4人家族なので4両 (1両、2両と数えます!!) 買ったんですが、
よく考えたら全部で5種類だったので全種類買えば良かったと、帰ってから後悔・・・。
更に言うと、10両買えば車両倉庫型の専用ボックス(笑)も付いてくるんです。
お土産で買われる際は、是非この10両セットがおすすめです。



まいうーーー!!
中にはあんこだけじゃなくて、お餅(牛皮)も入ってるっぽい。

味も予想以上に本格的だったのでびっくりなんですけど、
個人的にすごいなーと思うのは、都電の前と後ろの形もしっかり再現されているところ。
電車は前後の形がけっこう重要だと思います。ここをいい加減に作ると画竜点睛な感じになってしまうので、
都電もなかは乗り物好きとしてはなかなかポイント高し。わかってる。

そ、そっか・・・・・・。
にしても、菓子職人さんが慎重に都電もなかの左右をはめ合わせているところを想像すると

・・・・萌えである・・・

都電もなか本舗 菓匠明美

自転車で・・・
都電荒川線・梶原駅からすぐ
※時間は目安で、所要時間には個人差があります。

輪行おすすめ度 ★★★☆☆
都電もなかが買えるのはここだけ!

住所・営業日・駐輪場情報など
東京都北区堀船3丁目30−12
月曜定休
駐輪場なし(横に停められる)



路地裏を通って飛鳥山方面へ

ここからは小さな路地を通りながらしばらく都電と併走。JR王子駅のほうへ向かいます。
ちなみに私、この道が結構好きでこれまでに何回か通ってます。路地裏感があって楽しいです。

ん? 道の先に何か見えるよ。何だろう。



大胆すぎる置き方のリヤカー。
さすが下町。路地裏だし文句は言えませんが。


で、JR王子駅前を通過。
左の斜面に見える変わった乗り物は、「アスカルゴ」というモノレールです。
丘の上にある、飛鳥山公園という公園につながっています。
その公園もすごく良い公園!! なんですが、このあと大掃除もあるので今日はスルー。

ちなみに、その丘の上から下を見るとこんな感じです。(昨年5月に飛鳥山公園へ行った際撮影しました)
車はもちろん、バス、都電荒川線、JR在来線(京浜東北線、宇都宮線、高崎線、埼京線、湘南新宿ライン)、
新幹線(東北新幹線、秋田新幹線、長野新幹線、上越新幹線、山形新幹線)、そして飛鳥山公園モノレールまで
いっぺんに見る事ができる(!!)、まるで乗り物図鑑のような景色なんですよ。

飛鳥山公園 アスカルゴ
(飛鳥山公園モノレール)


自転車で・・・
JR・王子駅からすぐ
※時間は目安で、所要時間には個人差があります。

輪行おすすめ度 ★☆☆
駅前には駐輪場が無いため、モノレールに乗るなら徒歩で来た方が良いです。

住所・営業日・駐輪場情報など
東京都北区王子1−1
利用料: 無料
王子駅側には駐輪場無し




そして、この飛鳥山公園の辺りは都電が車と同じ道路を通る唯一の区間
見ての通り、ここでは荒川線がまさに路面電車って感じです。
黄色い車体に赤のラインもなかなかレトロで良いですね。

小さいと思っていた都電も、車と並ぶとやっぱり大きく見えるねぇ。 
中型トラックくらいあるのかなぁ。


そんなわけで、都営三田線 西巣鴨駅に到着。今日はここがゴールです。
延べ30キロくらいのコースでしたが、見所が多くて楽しいポタリングでした。
「都電もなか」は家族にも好評だったので大成功!
来年のお土産はお仏壇用とか自分用に、多めに買って帰ろうと思います。(←個人的メモ)

それでは皆さん、本年もこんな調子だと思いますが
どうぞ宜しくご贔屓お願いします。


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