三陸鉄道とBRTと自転車でゆく!!
さんりく縦断輪行の旅  その3

トンネルか、海沿いか。それが問題だ。

さて、気を取り直して・・・
17時15分、唐丹駅から再び出発です。


駅前にはこんな石碑がありました。
これは「津波記憶石」。3.11の津波が到達した地点に置かれているそう。
石碑の上に乗っているのは地元の子ども達が作った小鳥だそうです。
素朴でかわいらしいですね。

そんでもって、ここからも敢えて旧道へ進みます!
なぜなら、国道はここからもずーっと単調な登り+長大トンネルなので、
ネタ的につまらなそうだから!!

ちょ!!
時間大丈夫なのかい。

まあ、トンネルでひとっ走り〜、よりも、
海沿いをじっくり走るほうが自転車旅行に似合うというか・・・。
わざわざ東北まで来たんだから楽しまないと。

ほんとうに平気かなぁ。さっきみたいに、
結局峠越えすることにならないといいけどね。

それに、旧道なら大型トラックがいないぶん、怖くないし

って、うわあああああああ!!

や、やっぱり国道で行こうよ・・・・


だいじょうぶだいじょうぶ・・・・ほら、すぐ二車線に戻ったし。


ん・・・・!? なんだあの坂道は!

加えて「落石注意 ここから4.5km」の標識。
おいら、現実を直視出来ない!!

ややや、やっぱり国道にしておいたほうがよかったかな・・・。
でも、もう引き返すの嫌だし…。

こうやっていつもドツボにはまっていくんだよ!!きゃあああああ


しばらく走ると、いよいよ
ものすごい急な坂道+未舗装の泥道。
完全に失敗した・・・。

こんなとき、セキスイハイムのあの曲が、歌いたくなるんだ・・・・。

♪かーえりたーい かーえりたーい♪

はぁ、はぁ、はぁ。
ここでのんびりしちゃうと、次の電車に、間に、あわない・・・・

入り組んだ道と霧のせいで、
どこまで登り坂が続くか、もはや分からない。
ただ淡々と、ぬかるんだ登り坂を漕ぎ続けるしかない、さえちゃんであった。
充分ネタになったね☆

むむむ・・・・

恐ろしい出来事の始まり

交差点、発見、ハァ、ハァ。
ちょっと、休憩しよう。

道路脇に座りこんで、しばらく休みました。
日頃運動しない私、息が落ちつくまで10分くらいかかりました(本当)。
うううう・・・。結局峠越えっぽくなってる・・・。

今18時7分か。なんだか薄暗くなってきたよ。

ほんとうだ。
それにしても、落ち着いて周りを見渡してみると、
なんだかこの辺り、怖いなぁ・・・・。

特に、奥のコンクリートの建物、何!?
まさに絵に描いたホラーって感じで超怖いんですけど。
・・・・ポタ、中を見てきて。

気になるなら自分で見ておいでよ。

普通、女子にそういうことさせる。
近付くのだって嫌。

えええ、さっきまであの建物のすぐ横に座りこんでたくせに・・・。

えーっと・・・
何にもないよ、さえちゃん。タイヤが捨ててあるだけ・・・

・・・ん!?

えっ!? 何!? どうしたの!?

大石停留所って書いてある!!
岩手県南バス・・・・バス停の待合所だったんだ。

ほんとだ! なんだ〜バスの待合所の跡かあ。
分かっちゃえばぜんぜん怖くないね。

(ちなみに、このバス路線は今も現役のようです。
大石停留所はより集落に近い場所に移設されたそうで・・・納得のサービス改善)

山中にある
恐怖の停留所

使われなくなった今、このバス停には
別の何かが停留しているかも
しれませんね・・・・・。(?)

背後から物音・・・深山幽谷 恐怖の峠越え

恐怖の建物の謎も解明したので再出発です。
とはいえ、薄暗く鬱蒼とした山道の不気味さは相変わらず。
日が落ちる前に、なんとか吉浜駅に着きたいです。

海沿いのはずなのに、霧で海は全く見えないし、何故か波の音も全然聞こえない。
木々のざわめく音と、ときおり聞こえる甲高い鳥の声だけが森中に響いている。
これは・・・・・出る

ほんとにやめてそういうの。


相変わらずの坂道、
私はいよいよ自転車に乗るのを諦めて、押しながら登っていました。
そんなとき、忘れもしないあの事件が起きたのです。



背後から追いかけてくる謎の物音。
私はとにかく無我夢中で逃げました。

※写真がないので伝わりづらいですが、本当にあったことです!


ダハァ、ダハァ、
つ、ついて来てない、よね、

だ、大丈夫そうだよ、ハァ、ハァ、ハァ・・・
それにしても、火事場の馬鹿力って、こういうことを言うんだ、ねぇ、

ほんとに、ねぇ。
脚が、脚が・・・・・

で、でも、なんか頂上っぽい所に着いたよ、


18時32分、お、大船渡市・・・・はいった・・・
バタッ

さ、さえちゃん、ここで力つきたら、本当にあっちの世界に行っちゃうよ・・・
今日の目的地は、あっちの世界じゃなくて吉浜駅だよ・・・

ポタラッシュ、僕はもう疲れたよ・・・・





カーン カーン カーン・・・(鐘の音)





じゃなくて、先を急がなくちゃ。
次の電車は18時54分。ほんの少し休んだら、体に鞭打ってむりやり出発だ。

今になって分かる、釜石駅で会ったタクシー運転手さんの言葉。
確かに、これは若くないと出来ない自転車旅である・・・・・


それにしてもいよいよすごい霧だね。

写真で見るとけっこう奥まで見えますけど、
実際は、1メートル先が見えないような、そんな印象でした。

脚は限界
(ガクガクしていた)だし、寒いし、
前見えないし、もう走りたくない。
でも、怖い。このままじゃ真っ暗になる。
またヘンな動物や○○○が出たらどうしよう。
とにかくここから一刻も早く立ち去って人のいる場所へ行きたい


色々な気持ちが頭の中で交錯しながら、
濃霧の山中をがむしゃらに走る私。


こんな夜道を延々と、更に15分くらい走りました。
先ほどの峠から先は殆ど下り坂だったので、それだけがせめてもの救いでした。
ここから更に登り坂があったら、私は本当にポタラッシュしていたにちがいない。


しばらく進むと、ようやく道の先にひとつの明かりが見えました。
近付いてみると、それは仮設住宅。どうやら、集落のはずれに辿り着いたようでした。

暗闇の中、見つからない吉浜駅

18時50分。
駅がありそうな気配が一向にありません。
もしかしたら、まだ吉浜地区じゃないのかもしれません。
地図を見ても、目印がなくてよく分からず。

人に聞こうにも、こんな時間帯かつ天候じゃあ、誰も歩いてない。
とにかくもう少し走ってみよう。

 

あまりにひと気がなくて
集落に入ってなお増していくひとりぼっち感・・・。

集落の下のほうにはうっすらと海が見える。
天気がよければ、きっと綺麗な漁村の風景なんだろうけどね。


集落の終わりにさしかかった頃、こんな看板を発見。
吉浜分会!? やっぱり今の集落が吉浜地区だったの?
引き返してもう少し駅を探すべきか・・・。

通り過ぎてたら笑えないからね。
なんとかして駅を見つけないと。


少し引き返してきました。
駅があるとしたら、ここかな・・・。
この道、なんか意味深に山の上の方に続いてるし。

田舎の駅って、当たり前のように看板がないことがあるから、いかんとも言いがたい。

行ってみたら、道の先にあったのは普通の民家でした。
既にこういう事を何回か繰り返してたので、もうなんか泣きたくなってきた・・・。

ええ、ちょっと、落ち着こうよ。
たぶん、このあたりまだ吉浜地区じゃないんだよ。もう少し走ってみよう。

うう、うん。



そこから、暗闇の中の道を進む事およそ5分。
ふいに、キラっと光るものが道路脇に見えました。
なんだろうと思って目を凝らしてみても、真っ暗でよく分からない。
そこで、カメラのフラッシュを炊いてみたのが上の写真。

あ、これは! 線路だよ!!
今おいらたちは橋の上にいて、下には線路が通っていたんだ!!

更に、例のキラッと光ったものはどうやら線路の真ん中に置いてあり、
黒い板に白い反射塗料で×が描かれいるのが見えました。
これは、ここから先は線路がないよ、という標識だと思います。

ここが線路の終わりいうことは・・・
急いで橋の向かい側を見てみると、


線路に対し並行に延びる一本の光が!!!

そう、あれは駅のホームの蛍光灯に違いないです!!
私たちは残りの力を振り絞って、そこを目指しました。

吉浜駅に到着! しかし・・・

19時9分、三陸鉄道 南リアス線 吉浜駅に到着。
とりあえず無事に辿り着けたことと、意外にも立派で明かりも灯っていたことで、
もう胸がいっぱいです。18時54分の電車は逃しましたけど・・・。

たどりつけてよかった・・・次の電車はいつぐらいに来るんだろう。


早速、時刻表チェック〜・・・・って、
あとは20時44分発の最終電車だけじゃんあっぶなぁぁぁぁ

もしこれがなかったらと思うと血の気が引くよ・・・・

ま、とにかく次の電車があって良かったよほんと・・・。
発車まではまだ1時間以上あるし、とりあえずは落ち着けるね〜。


じぇじぇじぇ! こんなところに
あまちゃん東京編のポスターがあるでねぇか!

おら時刻表に気をとられて全然気付かなかったべー。

あ、三陸鉄道ってどこかで見覚えがあると思ったら、朝の連ドラかぁ。

そう。皆さんご存知の通り、大ヒットしたNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」
三陸鉄道の沿線が舞台になっているのです。ドラマでも、三陸鉄道(ドラマ中では"北三陸鉄道")
地域の重要な観光資源・地域の足として、たびたび描かれています。
※正確には南リアス線ではなく、久慈のほうを走る北リアス線ですが。

何を隠そう、私もあまちゃんファンの一人。
というか、今回の旅であまちゃんに興味を持ち、
放送途中から追いかけてファンになりました(笑)

全線復旧の暁には、三陸鉄道を乗り継ぎながら「あまちゃんロケ地巡り」したいなぁって思ってます。

聖地巡り・・・オタク・・・


こちらにはなぜか志村けんさんが・・・・
実はこの吉浜駅、路線復旧したときに志村けんさんを駅長にお迎えしたそうです。
右下の「志村箱」にメッセージを入れると志村けん駅長に届くそうですよ。書けばよかった。


色々見所の多い吉浜駅ですが、時間も時間なので誰もいませんでした。
駅に電気が点いているのは、奥に併設された公民館が剣道の練習?に使われているためのようです。
ホームの椅子に座りながら、
とりあえずこれからの1時間私が何をすべきか、落ち着いて考えました。



まずは、チェックイン時刻が遅れてしまう旨を宿に連絡
私のウィルコムは案の定圏外だったんですが、
駅の入口に公衆電話があって超ラッキー!! まさに渡りに船です。

公衆電話!! 使うの何年ぶりって感じだね。

うん。子どもの頃、もしものことがあったら〜と
親にテレホンカードを持たされていた事を思い出しました(笑)。
今はキッズケータイ、SECOM?  時代は変わったね〜。

さて、宿の方に遅れることを告げた所、いいですよ〜とのことで一安心です。
更に嬉しい事には、夜遅いので綾里駅まで車で迎えにきて頂けることになりました。ありがとうございます。
正直、夜道を自転車で走るのはもうこりごりな気がしていたので本当に嬉しかったです。

ちなみに、私が盛(大船渡)方面から来ることを前提に
「次の電車は盛発○○分ですねー、それに併せてお迎えに・・・」と話が進んでいたので、
吉浜駅にいることを告げた所、大変驚かれました。

無理もないよ。現状こんなどん詰まりの駅、地元の人以外使わないでしょ。


それにしても、この公衆電話、蜘蛛の巣のパラダイスでした。
うげーーーーっ 
ボタンの5にもヘンな虫が(写真省略)

蜘蛛の巣が張るような利用頻度で
果たしてサービスとして成立しているのか甚だ疑問である。

まあ、今回はそんなサービスに大変助けられたわけですが。

奇跡の太麺堂々

さて。もうひとつ、私がすべきこと。
それは夕ご飯です。
実は、本日泊まる宿は朝食のみ一泊で頼んであります。つまり夕ご飯は無し。
(そもそもの計画としては、道中で食堂を見つけて海の幸を頂いてから優雅にチェックインするつもりだったんです・・・泣)

宿の方に駅まで迎えに来てもらうとなると
今日の夕ご飯はいつ食べるか、あるいはいつ買うか・・・

今でしょ!

というわけでちょっとお店探しです。
というのも、先ほど駅前の通りの先に商店っぽいお店の明かりが見えたんですよ。
そこへ行ってみまーす。

そういえばすごいお腹すいてきたぜ!


あ、ここです。ここ。
お店っぽいでしょ?

POY POY!

ガーン
残念ながら、お酒しか置いてない酒屋さんでした・・・。

夜中の田舎町で一升瓶抱えてひとり酒とか・・・やばい


しーかし!!!
駄目もとでしばらく走っていたら、
なんと営業中の小さなスーパーを発見!!!!!!

この数時間、お店らしいお店はクリーニング屋さん酒屋さんくらいしか見かけなかったので
ホント奇跡です!!!!!

店内にはおにぎり、ラーメン、パン、スイーツと
欲しいものが何でもあって、まさに吉浜の宝石箱や〜〜!!!

とにかくカロリーをとらなくちゃと思い、まずおにぎりを一つ。
更に暖かいものを食べたかったのでカップラーメンを買い、お店のおばさまにお湯を入れてもらいました。
(最近分かってきたんですが、どんなに田舎の小さい商店でも、このお湯入れサービスは存在する!)
あとはスイーツと飲み物を購入。なんかもう、食べる前からしあわせでお腹一杯です。

ヘルメットを被っていたので「自転車でいらしたの」とレジ後におばさまに聞かれ、しばし雑談。
このあたりはコンビニもないし、しばしば自転車乗りの人がこのお店にも立ち寄るらしいです。
「明日以降もがんばってね」と激励してくだり、感謝感謝。

食べ物を買ったり、人と話したり。ごく当たり前の事にこの上ない幸せを感じる
さえちゃんであった。

左手でお湯の入ったカップラーメンを水平に保ちながら持ち右手でブロンプトンを引くという
ものすごくアクロバティックな体勢で5,6分ほどかけて駅に戻ってきました。
ここなら椅子もあるし、落ち着いて食べられる。

どうせ誰にも見られないからって、果たして人としてどうなのかと思う体勢だったよ。


お湯を入れてもらってから10分くらい経ったカップラーメン太麺堂々」は、
まさに堂々とした伸びっぷり。そして若干ぬるい。
でも思ったより、というかかなり美味しく頂けました。だって、何かを口にするのは
まさに釜石でお昼ご飯を食べて以来だもの。・・・・あっ!!

お昼もラーメンだったじゃん・・・・・・。 

吉浜駅で過ごした夜中の一時間

19時50分。夕ご飯も食べ終わったのでやることなくなりました
とりあえず自転車を折り畳み、丁寧に輪行袋にしまう。
思えば、自転車をしまう時っていつも何かと焦ってる気がしますね。

しばらくして駅は消灯、施錠されちゃいました。最終電車前に閉まるんだ・・・。
(ホームへは夜間通用門から入れるようになっています)


ん? キッピンアワビってなんだろう。 

さっき別の看板に書いてあったけど
ここ吉浜産のアワビは江戸時代から中国に輸出されていて、
高級食材「キッピン(吉浜)アワビ」として有名らしいよ。
人気があり過ぎてケッピンになることもしばしば!

ハァ!?
最後の一言まじおやじくさいんだけど!  

静かなので物思いにふける。
知らない街で、こういう時間を過ごすのも悪くないです。

しばらくして、駅前ロータリーのほうから「ババババ・ガラガラガラガラ」
すごい音がするので見に行ってみると、路線バスでした。
吉浜駅発の「県立大船渡病院行き」の最終便とのこと。

静かな場所だとバスのエンジン音って本当に爆音です。THE・内燃機関って感じ
文明開化、文明開化、石炭を喰う鉄の馬!!
日常生活がいかに騒音のなかにあるかというのを実感させられました。

そして、爆音を轟かせながら誰も乗ることなく、バスは再び発車していったのであった。

三陸鉄道 最終電車来る!!

待つ事しばし。
20時32分、ついに線路の奥から一点の光がっ・・・。


  キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !!!


これを待ってました・・・。20時44分発、盛行き最終です。(表示はまだ「吉浜」のままですが)
思えば、17時台の電車に乗る予定がこんな真夜中になってしまいました。

とにかく、乗れたからよしとしよう!
駅に迎えも来てくれるし、もう、あとは気を抜いて大丈夫だね。


ボックス席になってるのがいかにもローカルな感じです。いいね〜
テーブルまで付いてる。うに丼食べやすそう(笑)。

あっれ。お客さん、自転車!?

あ、・・・えーっと、こんばんは。
・・・・載せちゃだめでした?

いや、こんな夜中まで走って、ごくろうさんです。大変だったでしょ〜〜。
どちらから来られたんです?

東京から来ました。それで今日は釜石から自転車で・・・
ほんとうはもっと明るいうちに着く予定だったんですけど、
思ったより山が深くて・・・・(笑)

このあたりはほんと、ずーっと登ったり降りたりの繰り返しですからねえ。
大変すぎて自転車の人はあんまりいないですよ〜。
今日はこれからどうするんです?

今日は綾里↑にある宿に泊まります。
駅まで宿の方に迎えにきてもらうことになってるんです。

ああ、綾里↓の民宿ですか。それならよかった。
この時間じゃあ、この辺りはどこも閉めちゃってますからね。
それに、夜道は危ないですし。

(あ、綾里のイントネーション間違えてたのか私・・・)

そういえば、これは仕事中じゃないんですけどね、しばらく前にこのあたりで
ヒッチハイクしてた人がいましてね、車に乗せてあげたことはありましたよ。
歩いて峠を越えようとしたものの、大変すぎて途中で力つきたらしいです。

あはは、そうなりますよねぇ。
(私もその一歩手前まで行きました・・・)


そんなこんなで、運転手さんと談笑しながら電車は綾里に向け出発。
途中からは三鉄の作業員の方も乗ってきて色々話が出来ました。
吉浜のスーパーのおばさんといい、三鉄の運転手さん、作業員さんといい、
皆さん気さくに話しかけて下さるのでとても心が暖まりました。

電車の中にあった料金表には、現在運休中の釜石駅〜吉浜駅までの区間の駅名もちゃんと表示されていました。
復旧したら、必ずまた乗りにきたいと思います!!

ねえねえ、さっきの運転手さん「あまちゃん」に出てくる大吉さんに似てなかった!?

そういえば・・・・リ、リアル大吉さん!?


途中、鹿の親子が線路から動かず、
ライトや警笛で追っ払ったりしたりしたものの
(←驚!)
電車は30分ほどで綾里駅に無事到着。
運転手さんに「明日からも頑張って」とお言葉を頂き、駅を後にします。

鹿、すごかったね。たとえ夜の運転でも気が抜けないんだなぁって思ったよ。

そうだねえ。私はただ乗ってただけですけど、すごい経験ができました。

そして、駅の出口で待って下さっていた
宿のご主人さんと落ち会い、車に乗って宿へ。(写真ぶれぶれですが・・・・)
ご主人さん、夜遅くなのにありがとうございました。

本日の宿、廣洋館に到着。

そんなわけで、ようやく本日のお宿、廣洋館(こうようかん)さんに到着です。

いやはや、初日からとんでもない一日になってしまった・・・。

まあ、無事辿り着けたんだから、良しとしよう。
それに、道中すごい大変だけど、意外と最後は何とかなっちゃうのが私達の旅だから。

その考え方は、危ないなぁ・・・・。
明日以降は、出来るだけ無理のないスケジュール立てをしようね。


こちらがお部屋。写真で見ると殺風景に見えてしまいますが・・・、
リフォームされたばかりということで、綺麗かつ清潔で、すごく快適なお宿でした。

また、ロビーではご主人の趣味であるという立派なオーディオ機器からクラシック音楽が流れており、
自販機でジュースを買ってフアフアなソファーに座り、
お風呂上がりの優雅なイチゴオレタイムを満喫(笑)。

さ、明日も早くから出発するんだからやる事済んだら早く寝よう。

りょーかい♪


ちなみに本日の走行距離は約60kmでした。かなりがんばった・・・。

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